私には二人の娘がいます。
それぞれ年ごろで、二人とも就職活動中です。
その中でも下の娘は将来のビジョンをハッキリと持っているので、親の私から見ても、それはもう必死です。
昔と違い、今はもう3月頃からインターンシップだの会社見学会だの、みんな一斉に動き出し、まさに就職戦線真っただ中。
どこに就職が決まるかで、将来が変わってくるので、無理もないことでしょう。
まさに人生の分岐点のひとつですね。

 

そして結婚もまた、人生の分岐点のひとつと言えます。
どんな人と結婚するかで、これもまた将来がまったく違ったものになってくるので、おのずと人は恋愛とは違い、お相手選びが慎重になります。
何故ならどんなに愛し合っていたとしても、お金のこと、家族の反対、健康のこと、子供のことなど、さまざまな障害が立ちはだかり、あきらめざるを得ない結果になることもあるからです。

 

特に恋愛結婚では、上記のようなことが起こりやすいといえます。
男女が出会った時から、どんな家柄か、相手の親が結婚相手に望む条件は何か、子供は欲しいかどうか、とかいろいろ考えて、さあ、大丈夫そうだから恋愛しょう、なんて考えないですものね。

 

それに比べ、お見合い結婚は初めからお互いの条件を見定めた上で、お付き合いが始まるので、容姿や性格的に問題がなければ、その後のトラブルは起こりづらいといえます。
実際のデータでも、実はお見合い結婚のほうが、恋愛結婚よりも離婚率が低いという結果が出ていることからも確かでしょう。

 

これは私の知人の話ですが、彼女は現在バツイチです。
今でも元ご主人のことは嫌いではないと言いますが、彼女が結婚したとき、親や友人みんなから反対を受けたそうです。
それでも愛した人と結婚し、結果的に彼女は離婚しました。

 

愛しているかどうかはもちろん大事ですが、この人と一緒に幸せな将来が築けるか、ということが結婚相手を選ぶときには大事になってくるといえるでしょう。
そう考えると、案外お見合い結婚も捨てたものではないかもしれませんね。