こんにちは。
アリヨンスのマリッジコーディネーター みかです
人間には色々な脳がある
皆さんは婚活をする上で、何を重要と考えていますか?
「やっぱり早くに成果を出したいですから、なるべく効率的に結果が出るように考えています」
「一生添い遂げるお相手を見つけなければならないですから、異性として魅力的な人が良いです。
好きになれる人がみつかるまで時間はかかっても探したいと思います」
男性も女性もそれぞれに想いはあるようですね
婚活では男性脳と女性脳の違いがよく話題に上ります。
これは男性と女性では同じ種でありながらも根本的に違う思考習慣をもっていて、恋愛の仕方や愛情の示し方も全く異なるというものです。
そしてこれは仕事の仕方、目標達成に向けての行動にも同じことが言えます。
人間は仕事をする時の仕事脳、恋愛をする時の恋愛脳、婚活をする時の婚活脳など、それぞれの状況に合わせての○○脳が存在すると私は考えています。
人はそれぞれの状況に合わせて思考回路を切り替えているという考えですね。
しかしこの思考回路の切り替えが上手くいかないとどうなるか?
例えば・・・「仕事脳で婚活をするとどうなるか!?」について今回は考えてみたいと思います。
仕事脳ってどんな考え方?
それでは「仕事脳」というのはそもそもどのような考え方なのでしょうか?
例えば、イメージしてください。
あなたは今重要な仕事を任されています。
Aのプランで仕事を進めるべきかBのプランで仕事を進めるべきか、決断をしなければならない状況です。
あなたなら、何を基準に選びますか?
答えはこうです。
仕事脳が優先的に働いているとするならば、より効率性、実効性の高いプランを選ぶはずです。
なんといっても仕事は効率を求められますから、より早く、より確実に成果がでる方を選ぶのが正解になります。
ただしかし、この「仕事脳」で「婚活」を考えるとどのようになるのでしょうか?
A君はBさんとプレ交際をしています。
もうかれこれ3回ほどデートをし、お互いの性格や価値観が大体分かってきています。
A君は担当カウンセラーさんから、そろそろ真剣交際に入るかどうかの見極めをして欲しいと言われました。
それを受けてBさんの気持ちを確認したところ、
「もう少し待って欲しい」
と言われてしまいました。
A君は担当カウンセラーさんに、このように伝えました。
「Bさんの気持ちが前向きになるかどうか分からないし、結果が分からないものを待つのも嫌なので、別の方とお見合いをします」
みなさんはこのA君の決断をどのように思われますか?
待っていても確実性がないということでA君はBさん以外の方とお見合いをすることを決めています。
確かに効率性、実効性を優先して結論を出せばこのようになるのでしょう。
でも、この考え方では実は婚活で損をしてしまうケースも出てきます。
婚活で重要なのはそこに人間の感情が入るということです。
人間の感情は1+1=2と数式のように単純に割りきることはできません。
この場合、Bさんが「もう少し待って欲しい」と言った裏側にはどんな感情が働いているのか?が問題解決の重要な鍵になるのです。
もしかしたらAさんのことは好きだけれども、プロフィール上の条件でこの人に決めていいのか悩んでいるのかもしれないですし、良い人だけれどもまだ恋愛感情が沸いていないのかもしれません。
見極めはこの決めかねているBさんの感情にスポットを当てないといけないのです。
待っているのは確実性が低い、という考え方では良いご縁を逃す可能性が多分にあります。
後で他の方と沢山お見合いをしたけれどもやっぱりBさんが良かったと後悔する可能性もありますよね
婚活脳ってどのような考え方?
それでは、さきほどのケースを婚活脳で考えるとどうなるでしょうか?
A君は担当カウンセラーさんにこのように伝えました。
「Bさんは自分と一緒にいると楽しいし居心地が良いと言ってくれています。
このままもう少し交際を続けてBさんの気持ちが自分に向いてくれるのを待ちたいと思います」
どうでしょう?
A君は効率性よりもBさんの気持ちに寄り添った答えを出しています。
実際、男性は異性に対して恋愛感情が高まるのがとても早いですが、女性の恋愛感情はゆっくりとじわじわと上がっていきます。
最初は男性からバンバンアプローチされて押されぎみだった女性が、気がついたら男性のことを好きになっていたということ、よく聞くお話と思います。
仕事脳ではこのような男性と女性の繊細で微妙な心理の差をすくい取ることができません。
また、Bさんの決めかねている要因が他のプロフィール上の問題であったとしても、Aさんに対する愛情が深まることで、「問題はあるけれどもAさんのことが好きだからこの人と結婚したい」という決断をしてくれるかもしれません。
色々なカップルを見てきましたが、条件面での問題は「その人のことが好きである」という気持ちで埋めることができるようです。
「C君から全然電話やLINEが来ないので、別の人にした方が良いでしょうか?」
と聞かれて、よくよく状況を聞くと、実は先のデート予定がしっかり入っているということもあります。
男性は女性の気持ちが自分にあると安心してしまう生き物なので、ついつい連絡を怠っていただけ、ということも本当によく聞くお話しになります。
焦って目の前の状況だけで判断をしていまうのは、婚活では良い人を逃す、という危険性も秘めているのです。
交際終了の申し出をしたお相手のことが忘れられず、後々深く後悔をしたという会員さんも何人か私は見ています。
じゃあどうすれば良いの?・・まとめ
婚活で成功を収めるために必要なこと、それは「じっくり向き合う」です。
もしあなたが今交際中のお相手がとても気に入ってるとするならば、焦らずじっくり、お相手との関係を深めていくことをお勧めします。
自分が「やれるだけのことはやった、もう後悔はない」と思うまで、続けてみましょう。
プレ交際の期間は複数交際が認められていますから、もし一人のお相手に絞るのが怖いということであれば、何人かと複数交際をしながら待てば良いと思います。
その間に他にもっと良いお相手が見つかる人もいれば、念願かなって目指すお相手を射止めていく方もいました。
また反対に、最初はイマイチな反応だったお相手と気が付けば成婚していった方もいました。
人間の感情って本当に繊細で複雑なんです。
是非婚活では「婚活脳」のセンサーを高めて、より良い決断をしていってほしいと思います。
本日も最後までお読み頂き、有難うございます